株式会社宝輪は三重県鈴鹿市に拠点を置く運送会社です。昭和43年10月に設立された谷田運送有限会社が昭和59年8月に社名変更して誕生しました。企業理念は「企業と社員がともに成長できる企業文化の構築により、たゆまぬ事業の発展を通して、 豊かで快適な地域・国家社会の発展に貢献します。」となっています。資本金は2000万円、代表者は蕪竹理江代表取締役社長です。

運送事業を展開

貨物自動車運送事業を提供しており、おもに四輪完成車・自動車部品や食品・一般品を輸送しています。保有車両は10tウイングや4t・キャリアカーで、保有台数は97台です。また運送事業のほかに構内物流事業や不動産賃貸事業なども展開しています。グループ会社ではガソリンスタンド事業、自動車リース・販売・整備業、建築工事業を行っています。

安心・安全・高品質なサービスを心がけています!

平成14年5月には本社が環境マネジメントシステムに関する国際規格であるISO14001を取得しました。安心・安全・高品質なサービスを提供する物流企業を目指すとともに、環境に貢献する事業所を確立し、環境負荷低減への取り組みを積極的に実践しています。
また社員の健康に配慮した経営をしており、経産省と日本健康会議が認定する健康経営優良法人に2018年から二年連続で選ばれています。

宝輪の代表:蕪竹理江社長

株式会社宝輪の蕪竹理江社長は、先代の谷田育生会長からなんと28歳の若さで社長を引き継ぎました。入社三年目での社長就任なので、やはり当時は人で苦労したそうです。

人材が第一!


このような苦しい状況においても、蕪竹社長は人に重きを置いた経営を続けてきました。それは「自分も、社長である前に、ここの従業員」「宝輪という場所にいることは、みなさん『たまたま』なのかもしれないが、せっかくなので、そんな人たちには幸せになってもらいたい」という蕪竹社長の発言からも理解できます。
人に重きを置いた経営を続けた蕪竹社長の努力が実り、2019年には経産省と日本健康会議が認定する健康経営優良法人2019中小規模法人部門に二年連続で認定されました。これは地域の健康課題や健康増進への取組など、特に優良な健康経営を実践している証です。蕪竹社長も「健康経営で温かい社内風土になった」と振り返っています。

就任後売り上げは二倍に!

健康に配慮した働きやすい環境は業績向上にも繋がり、社長就任後の10年間で、売上高を就任前の2倍である30億円に増やしています。このように若くして社長を引き継いだ自身の経験が同じ境遇の方に役立つよう、2017年には著書『中小企業の「後継社長」が知っておくべき会社引継ぎ50の鉄則』を出版しています。

参考サイト

阿部観 代表取締役の考える物流の未来

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