株式会社 日立物流(以下日立物流)は東京に本社を置く総合物流会社です。物流は陸運だけでなく船舶や航空を駆使して運送を行います。また事業所も国内外に多数あり、世界中で荷物を受け渡ししているグローバル企業です。

創業70年の老舗会社

日立物流は創業70年という老舗で、最初は茨城県日立市に日東運輸(株)という名前で特定貸切貨物自動車運送事業を開始しました。その後、業務は海上貨物船積業務、陸運へと広がっていき、社名も何度か変更されます。また1970年代になるとシンガポールをはじめとして海外へも進出していきます。

物流以外にもコンサルや倉庫業など

主なサービスは物流ですが、物流だけでなく物流のコンサルティング業や倉庫業、コンピューター機器の販売からカスタマイズ、お届けまでをワンストップソリューションで行っています。またその他にも自動車の整備・販売・賃貸業務や旅行業務など多岐にわたっています。

強みは?

日立物流の強みは、的確性スピード感などの個々の能力を組み合わせた総合力だと言われています。また運ぶものが美術品や貴重品などの特殊なものや、巨大で重量のあるものでも、豊富な実績があり現場や営業が一体となるチームワークを持っているので安心感があります。また国外に支店や事業所のある企業や、これから海外へ進出と考えている企業にとっては日本企業を利用して海外まで物流できるのは大きなメリットとなるでしょうからここも強みになります。

未来に挑む

最後に日立物流のブランドプロミスは「未来に挑む」です。IOTなどの新しい技術を取り入れ、未来に挑んでいこうという精神はこれからの日本にとっても必要な企業となるのではないでしょうか。

中谷康夫さんが代表

日立物流の執行役社長は中谷康夫さんです。東京都出身で大学卒業後、日立運輸東京モノレール(現在の日立物流)に就職しました。その後は常務、専務職などを歴任し2013年に執行役社長に就任されました。若いころは海外業務が多く、2008年には北米の日立物流(アメリカ)の社長に就任されたりと英語が堪能なようです。また、趣味は旅行、音楽鑑賞、ゴルフなどだそうです。

学生時代の専攻は工学部

大学は工学部ですが元々は文学部希望だったようです。しかし最終的には理系である工学部土木工学科に進み、それが日立物流への就職のきっかけになりました。

社長に就任されてからはM&A(企業の合併や買収)を積極的に行ったり、AIやウェアブルといった最先端のITを駆使し業務改善や業務環境の改善等に乗り出されたりしています。

講演会やテレビ出演もしています!

講演会などにも登壇していますが、2016年には「賢者の選択 Leaders」というテレビ番組にも出演しています。その中で「新しい物流のあり方を示していきたい」と熱く語っており業界のリーダーシップを担っている姿勢が見えます。また海外でのビジネスにおいて日本人に足りないのは「個の強さ」だとし「自分の考えを主張することも大切」だと言っていることからもわかるように日本だけでなく、視野を世界に広げて物事を見られています。

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